こんにちは、ワブルトです。
今回ご紹介する作品は『ニセコイ』です。
古味直志さんの漫画で、週刊少年ジャンプにて2011年から2016年まで連載されていた作品で全25巻の単行本とアニメ化や実写映画化もされたので知っている人が多いと思います。
恋愛漫画としては、週刊少年ジャンプでは『いちご100%』の記録を超え歴代最長期間と巻数を誇ります。
本作は恋愛作品の王道ストーリーになっています。
僕の勝手な考えですが恋愛モノは所謂ベタな展開になりがちだと思っていますが、本作もベタな展開を踏みつつも予想や想像を超えてくる面白さがあります。
また恋愛漫画の絶対条件でもあるヒロイン達の魅力もたっぷり詰まっています。
恋愛モノは普段読まないという方にもおすすめです。
もしまだ読んだことがないという方は是非一度ご覧になってみて下さい。
それでは内容の紹介をしていきます。
作者:古味直志
まずは作者の古味直志さんについてです。
古味さんは第39回ジャンプ十二傑新人漫画賞に読切『island』で史上2人目となる準入選を受賞する。
そして『island』が赤マルジャンプ2007WINTERに掲載され漫画家デビューされています。
その後週刊少年ジャンプで『恋の神様』を読切で掲載し、2008年に同誌で『ダブルアーツ』で初連載を果たされています。
ちなみに『ダブルアーツ』は全3巻と短いですが、僕も大好きな作品ですのでまた別の機会に紹介したいと思います。
『ダブルアーツ』完結後に編集者からラブコメディを書いてみてはと勧められ、『ニセコイ』を少年ジャンプNEXT!2011WINTERに掲載し、2011年に週刊少年ジャンプにて連載をスタートされました。
あらすじ
ヤクザの2代目だが、ごく普通の高校生・一条楽。
そんな彼の前に現れた、転校生の美少女・桐崎千棘。
喧嘩っ早く、楽とは何から何まで相性最悪な千棘だが、ある事情から二人は恋人を演じるハメになり!?引用元:ニセコイ1巻裏表紙より
本作の主人公一条楽は集英組組長の一人息子で、周りからは2代目を期待されているが本人は公務員を目指す普通の高校生です。
ある日の登校中に壁を飛び越えてきた少女の飛び膝蹴りをくらいます。
それが転校生の桐崎千棘でした。
転校の挨拶をした直後に二人は口喧嘩をし千棘が楽を目一杯殴るなど出会いは最悪でした。
楽には幼少期にある一人の少女と交わした約束があります。
それは二人が将来再会し少女の持つ鍵で楽の持つペンダントの中身を取り出したら結婚しようというものでした。
楽は普段からそのペンダントを身につけ大切にしていましたが、千棘との接触の時に無くしてしまいました。
千棘も最初一緒に探していましたが、また喧嘩をしてしまいます。
それでも楽に見つからないようにペンダントを千棘は見つけ出しました。
そこに立ち会った小野寺小咲が鍵を持っているシーンが描かれます。
小咲は楽が密かに思いを抱いている女の子です。
ペンダントが見つかって家に帰ると親父に最近のギャングとの抗争を鎮める方法があると言われます。
その方法とはギャングの一人娘と偽物の恋人を演じろというものでした。
そこにいたのは千棘でした。
そして楽の中でこの時期の転校、家族の事を話したがらない、どこか懐かしい匂いなどの違和感が一つに繋がります。
相性最悪の二人は周囲にバレないように恋人役を演じていく事になるといったところで第1話が終わります。
果たして二人は周囲にバレずにニセの恋人を演じきることができるのか、楽の約束の子とは誰か、そしてその子と再開できるの?といったのが本作の大まかなストーリーになっています。
おすすめポイント
おすすめポイント1
恋愛漫画ではこれが一番大事なんじゃないかと思いますが、ヒロイン達がとても魅力的です。
もちろん漫画全般キャラデがしっかりしているのは当たり前かもしれませんが、古味先生は個人的に画力が高いと思っています。
単純な見た目もさることながらその場その場のキャラの感情表現やその時の表情の見せ方がとても秀逸で読んでいると自然と引き込まれていきます。
先ほどは紹介しませんでしたが、千棘と小野寺以外にも千棘の側近で組織の中でブラックタイガーと呼ばれている「鶫誠士郎」、警視総監の娘で楽の許嫁だと言う「橘万里花」、中華マフィア叉焼会のボスで日本帰国後は楽達の学校で教師をする「奏倉羽」なども登場し物語を盛り上げてくれます。
男キャラですが楽の親友の「舞子集」が何気にいい役をしています。
おすすめポイント2
楽達の恋愛模様や、最初からの謎の鍵と錠の約束相手は誰なのかなどを予想、考察しながら読めるのでストーリーに飽きずに読み進めれるところです。
本作は大きくペンダントの謎について少し触れる回、ヒロイン達との恋愛要素の強い回、それらとは関係性の少ないサブストーリー回が適度に描かれるので、少しづつ進むストーリーから今後の展開を予想するのが楽しい作品です。
あと自分の推しキャラがメインの回は普通にテンションが上がります。笑
おわりに
ここまで読んでくださりありがとうございます。
まだまだ胸熱シーンや名言など紹介したいことが山ほどありますが言い出したら多すぎてキリがないのでご自身で確認してみて下さい。
読んだことない人は新鮮な気持ちで、もう読んだことのある人は結果を分かった上でもう一度読んでみてはいかがでしょうか?
思わぬところで伏線に気づいたり当時気づかなかった事に気づけるかもしれません。
それでは皆様に良い本との出会いがありますように。
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