『夢をかなえるゾウ0』水野敬也:夢を持つ意味を教えてくれる最高の1冊

小説

こんにちは、ワブルトです。

今回ご紹介する本は水野敬也先生の『夢をかなえるゾウ0〜ガネーシャと夢を食べるバク』です。

本作は夢をかなえるゾウシリーズの5作目になります。

現在シリーズ累計460万部を達成しているので読んだことない人でも名前は聞いたことがあるかなと思います。

こんな人におすすめ

  1. 小説を読み慣れていない方
  2. ビジネス、自己啓発などの学びを得たい方
  3. 夢を持っていない方

小説を読み慣れていない方は活字を読むのは疲れるし敬遠しがちかと思います。

実際僕も1年半前くらいまでは漫画は何千冊と読んできましたが、小説は10冊いかないくらいしか読んでいませんでした。

それはやはり活字が苦手、難読漢字が多いなどの理由で避けていました。

しかし小説も読んでみようと思いシリーズ1作目の『夢をかなえるゾウ』を手に取りいざ読んでみると、会話形式が多くテンポが良く難しい漢字も基本出てこないのでびっくりするくらいに読みやすかったんです。

以降シリーズは全て読んでいますが、読みやすさは個人的に100点です。

また、全シリーズ通してガネーシャから課題が出るのですが実在した偉人たちの話を取り入れて説明してくれるので多くの学びを得ることができ、日本一売れている自己啓発小説と言われているくらいです。

本作は夢を持っていない主人公に夢の見つけ方を教えることがテーマになっています。

今現在やりたい事や目標などがない方は是非本書を読んで夢を探してみてはいかがでしょうか?

それでは内容を紹介していきます。

作者:水野敬也

初めに作者の水野敬也さんについてです。

水野先生は『ウケる技術』でデビューされており処女作にして30万部を売り上げています。

その後3作目になる『夢をかなえるゾウ』は200万部を超える大ヒット作になっています。

1作目は2007年に出版されれいて15年経った2022年に5作目が出るほど長く愛されている作品です。

他にも『LOVE理論』『四つ話のクローバー』『人生はニャンとかなる!』『顔ニモマケズ』などまだまだ多数の作品を出されおり、作家活動以外にもDVDの企画、構成、脚本、漫画の企画、原案、映画の脚本など多岐にわたって活躍されています。

あらすじ

パワハラ上司の横暴に悩まされながらも、会社を辞められない主人公を「宇宙一の偉人に育てる」と宣言したガネーシャ。しかし、彼にはそもそもかなえたい「夢」がなかったー。ガネーシャのペットで夢ソムリエのバクと、ガネーシャの父にして最高神、シバァも登場。これまで謎に包まれていたガネーシャの「生い立ち」と「人間の夢をかなえる理由」が明かされ、物語は衝撃の結末へー。

引用:『夢をかなえるゾウ0』帯概要より

本作の主人公は課長のパワハラが嫌で会社を辞めたいが、「会社を辞めて自分は生きていけるのか?」と一歩を踏み出せずにいました。

ある日、会社で清掃員のおじさんに声をかけられます。

それがガネーシャでした。

ガネーシャとは人間の体で顔はゾウの顔をしてキバが片方折れており腕が4本あるインドで有名な神様です。

本書に登場するガネーシャはさらに特徴として関西弁、ヘビースモーカー、甘いものが大好き、人や動物に変化したり空を飛べる特徴も持っています。

ガネーシャの後ろ楯もあり会社を辞めることを主人公は決心します。

ガネーシャは主人公を今までのどの偉人より有名な偉人に育てるつもりで下界に降りてきていました。

しかし、主人公には叶えたい夢がありませんでした。

主人公は夢を持つことは必要なことなのかをガネーシャに問います。

それに対しガネーシャは

「夢には、ものごとの『意味』をまるっきり変えてまう力があるんや。これまでは面倒でしかなかった作業、ありふれた風景や出来事……何の変哲もなかったものが特別な意味を持ち、とてつもない輝きを放ち始める。それはつまり、人生が輝き出す、ちゅうことや」

引用:『夢をかなえるゾウ0』より

と答えそこから主人公の本物の夢を見つけるためにガネーシャの出す「課題」をこなしていくことになります。

果たして主人公は本物の夢を見つけることができるのか?が本作の大まかな本筋です。

他にもガネーシャのペットの「バク」の協力や、ガネーシャの父で最高神の「シバァ」の登場、ガネーシャの過去などもあり魅力満載です。

課題

ここでは本編で出されている「課題」を少し取り上げたいと思います。

日の出を見る

皆さんは早起きは得意ですか?

個人的に朝日を浴びるのって気持ちが引き締まるので好きです。

また、早起きすると良いことはたくさんあると言われていますが、本書では誰の邪魔も入らない「自由」に使える時間が手に入るとされております。

僕は仕事の前に早起きして読書したりするので大いに共感できました。

もし、普段何かしようと思っているが時間がなくて出来ない方は、朝1時間で良いので早起きすると人生が変わるかも知れません。

生活に「初めて」を取り入れる

人間には現状維持バイアスがあり何かを始める時に損をするかもしれないと思うと中々行動に移すことができません。

しかし新しいことを取り入れなければ本当に自分がやりたい事や目標が見つかりません。

本作で僕が1番好きなガネーシャの言葉に

「最高の『楽しい』は、必ず『分からない』を含む」

引用:『夢をかなえるゾウ0』より

というセリフがあります。

週に1回でも良いので知らない場所に行ってみたり、食べた事ない物を食べたり、普段買わない物を買ったり生活に「初めて」を取り入れてみてはいかがでしょうか?

経験が増え人生の深みが増し、視野が広がり新たな発見に繋がると思います。

おわりに

ここまで読んでくださりありがとうございます。

全然紹介しきれていませんが本書には「課題」が20個ほど出てきます。

内容も基本的に実行可能なことばかりなので自分の生活に取り入れてみてはいかがかと思います。

面白可笑しく読めて、人生での大切な考えを学べる最高の小説です。

是非1度読んでみてください。

それでは皆様に良い本との出会いがありますように。

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