【完結作品】安西信行『烈火の炎』姫と忍の時代を超えた忍者活劇物語

マンガ

こんにちは、ワブルトです。

今回ご紹介させていただくのは安西信行先生の『烈火の炎』です。

こちらの作品は週刊少年サンデーにて1995年16号〜2002年9号までの約7年間連載されていました。

単行本は全33巻で、単行本の他にも文庫版やワイド版なども発売されています。

アニメも1997年〜1998年に全42話放送されています。

僕はこの作品は初めアニメで存在を知りました。

内容もさることながらオープニング曲の「なんか幸せ」がとてもいい曲で好きだったのですが共感してくれる人いるかな?笑

もう完結してから20年経ちますが、色褪せることのない名作です。

読んだことない人には是非読んでいただきたいおすすめ作品になっています。

それでは内容の紹介をしていきます。

作者:安西信行

初めに作者の安西先生について少し。

安西信行先生は短期連載や読み切り後に『R・PRINCESS』で連載デビューしています。

その次に『烈火の炎』で爆発的に知名度があがりました。

本作以外にも『MAR』や『MARΩ』『MIXIM☆11』など多数の作品があります。

『MAR』連載後に安西先生は無期限休筆を発表し休業しながら現在は週刊少年サンデーSにて『麗の世界で有栖川』を連載されています。

体に気をつけながら面白い作品を世に出して欲しいです。

作品あらすじ

花菱烈火は忍者に憧れている高校一年生!

腕から炎を出す不思議な能力を持つ…こいつが巻き起こす超忍者活劇開幕!!

引用:『烈火の炎』第1巻概要より

本作主人公の「花菱烈火」は忍者に憧れておりケンカをするときも煙玉や空蝉の術など使用します。

ある日同級生の女の子「佐古下柳」と出会います。

彼女には人や動物を治す治癒能力があり、血だらけになりながら子犬を治す心優しいところを見て烈火は柳の忍になります。

烈火も自信が父親にも隠していた炎を発することができおるという秘密を打ち明けます。

それを見ていた「影法師」なる女性から攻撃を受けるも、何とか戦いに勝利する烈火。

影法師に昔、火影忍軍が使っていた魔道具の一つ「風神」を渡された「霧沢風子」や「水鏡凍季也」を差し向けられます。

しかしそれは影法師がとある男から烈火を守りたいがためにしたことでした。

その男は「紅麗」と言い、柳の治癒の力を求める「森光蘭」の幹部です。

実は烈火と紅麗は火影忍軍の生き残りで宿命を背負っています。

果たして烈火は紅麗や森光蘭から姫(柳)を守ることができるのか?

といったのが本作の大まかな概要です。

おすすめポイント

おすすめポイント1

ネタバレが含まれるので注意してください。

主人公烈火の秘密についてです。

烈火の中には八匹の火竜が存在していて、最初はただ腕から炎を出すだけの能力だったのがだんだん強化されていきます。

八竜にはそれぞれ違った能力があり、烈火のことを認めると力を貸してくれるようになります。

物語中盤の「裏武闘殺陣編」では初め数匹を単体でしか使えなかったのが徐々に解放され、火竜の力を複合することを覚え戦いの幅が大幅に広がっていくので、少年漫画らしい迫力あるバトルシーンが増えていきます。

火竜も元々は一人の人間で、強い無念を残して死んだ炎術士が次の炎術士に取り憑き自分の無念を晴らすまで続く呪いのようなものですが、それが烈火によってどうなるかはご自身で確認してみてください。

バトルシーンでいえば烈火以外にも魔道具を使った駆け引き満載のバトルが多数あるのでそちらもとても楽しめると思います。

おすすめポイント2

既に読んだことある人は納得してくれるかと思いますが、味方だけではなく敵キャラも含め個性溢れる魅力あるキャラが多く登場します。

全員をあげていたらキリがないので僕の好きなキャラ何人か敵側をメインに取り上げます。

まず、紅麗ですが初めはただの残忍な悪役といった立ち位置です。

しかし、紅麗にも悲惨な過去があり森光蘭にもある理由で仕方なく従っていました。

敵には情け容赦ないですが自分の信念に従い一途に行動し、本当は仲間思いな一面も持ち合わせています。

物語の後半では作中でも一番かっこいいのでは?と思うほどの好きなキャラです。

続いてはチーム麗の一人「ジョーカー」です。

敵とはいえ烈火たちを助けてくれたりもする謎の多い関西弁キャラです。

基本的に自由奔放な性格で、紅麗にも認められる程の実力も兼ね備えています。

顔の上半分は出さない関西弁強キャラと見た目の良さで個人的には一番好きなキャラかもしれません。

最後は序盤から終盤まで登場する「木蓮」です。

こういうとなんで選ぶのって思われるかもしれませんが、性格はクソです。

多分誰が見ても正真正銘の最低人間です。

ですが、何故か登場に期待してしまう嫌いになれない不思議なキャラでした。

最後はギャップからか少し感動しました笑

漫画において敵キャラの魅力というのは作品が面白くなるのに必要だと思いますが、その点では本作は最上位に入ると思います。

おわりに

ここまで読んでくださりありがとうございます。

連載中の流行りの作品ももちろん面白いですが、たまには完結済みの名作を読むのも良いですよ。

ご興味がありましたら是非是非読むことをおすすめします。

既に読んだことのある人も読み返してみませんか?

それでは皆様に良い本との出会いがありますように。

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