こんにちは、ワブルトです。
あなたは本を読む時に何か意識して本を読みますか?
もしくはテレビを見るとき、映画を見るとき、学校や職場で誰かの話しを聞くときなどにも同じことが言えます。
おそらく大半の人が特に何も意識しないまま流動的に情報を脳にインプットしている状態ではないかと思います。
かくいう僕も今までに本を1万冊近く読んできていますが、インプットを意識したことは正直1度もありませんでした。
と言うより、インプットの言葉の意味をただ単に情報を仕入れることだと思っていたので、インプットやアウトプットについて意識することなく普通に読んでいました。
ある日ビジネス書を読もうと思い本屋でどんな本があるのかなと探している時に見つけたのが、樺沢紫苑さんの『アウトプット大全』です。
こちらは数多くアウトプットの技術や思考が記されていて、僕はアウトプットの知識など皆無だったので学ぶことばかりでした。
アウトプットについて学ぶと、自然とインプットについても知りたくなり同じく樺沢紫苑さんの『インプット大全』を読みました。
こちらもインプットの技術についてわかりやすく書かれているので読書を始めてみようと思っている人や、普段読書はするけどまだ読んだ事ない人にはおすすめの2冊です。
それでは内容について自分の体験談を含めて少し話していきたいと思います。
学びを結果に変える『アウトプット大全』
こちらの本は初めに脳科学を用いた説明で何故アウトプットが必要かを教えてくれています。
アウトプットを行うと現実世界が変わる
インプットは「脳内世界」が変化するだけ。アウトプットして初めて「現実世界」を変えることができます。
引用元:樺沢紫苑 著 「アウトプット大全」
本書の最初の基本法則の中のセリフです。
大袈裟かもしれませんがこのセリフは本書の全てを物語っていると言っても過言ではないと思います。
本書では、アウトプット=「出力」することと定義づけられています。
「出力」と言ってもやり方は話す、書く、行動するなど色々なやり方があります。
しかし、先にもあげましたが僕は大人になってからアウトプットを意識してこなかったので、それでどのくらい効果があるのか疑問になりました。
そこで本で読んだ内容を会社の同僚や友達と会話をするときに話すようにしてみました。
すると本書でも記憶力について後に書かれているのですが、話した内容をしっかりと覚えるようになりました。
新しいことを知ってから2週間くらいで3回以上アウトプットすると長期記憶に残りやすいらしいので見事に成果がありました。
また、人の悩みなどをアドバイスするとお礼を言われたり、物知りと褒められたりと自分だけではなく他人からの見られ方も良くなるので一石二鳥どころではない効果です。
人に教えるからには下手なことを言えないと思いインプットの仕方も意識するようになりました。
黄金比率は3対7
多くの人は、「インプット過剰/アウトプット不足」に陥っており、それこそが「勉強しているのに成長しない」最大の原因ともいえます。インプットとアウトプット黄金比率は、3対7。
引用元:樺沢紫苑 著 「アウトプット大全」
皆さんはこの比率についてどう感じましたか?
僕は圧倒的にアウトプット量不足でした。
データによると平均的にはインプット7のアウトプット3という結果が出ているそうですが、当時の僕は8対2もしくは9対1くらいでした。
何かをインプットするよりアウトプットすることが如何に難しいかが分かりました。
意識している今も3対7には程遠いと感じていますが、良質な情報を発信したり行動に移したりして黄金比率である3対7を目指したいと思います。
本書ではそのためのテクニックについて多数の方法を紹介してくれているので、是非皆さんも本を読み少しでも行動して見てください。
学び効率が最大化する「インプット大全」
こちらはアウトプット力を上げるためのインプット術が数多く書かれています。
インプットとは?
インプットとは、「情報の入力」。脳の中に情報が入って、とどまっていなければ、「入力(インプット)」でないのです。
引用元:樺沢紫苑 著 「インプット大全」
言葉の意味は何となく分かっていても意識して情報をとどめている人は一体どれくらいいるでしょうか?
僕は初めて読んだ時に少し耳が痛くなりました笑
特に人の話などは聞いているようで、後で思い出そうとしても覚えていないことが多々ありました。
何か聞いたり見たりしたら、人に同じが説明できるくらい記憶するように意識するとインプットの質が一気に上がります。
記憶力を高める方法
感情が刺激されるような、喜怒哀楽が伴う記憶は、アウトプットしなくても、復習しなくても、圧倒的に記憶に残るのです。
引用元:樺沢紫苑 著 「インプット大全」
多くの人が経験あると思いますが、ホラー映画を見て怖かった、旅行先での綺麗な景色が目に焼き付いている、学生時代に試合で優勝したなどの思い出は1度しか体験していないのに妙に記憶に残っているものですよね?
本書ではそれは喜怒哀楽により分泌される脳内物質が記憶を増強する作用があるからだと述べられています。
これを利用すると仕入れた情報の長期記憶に繋がるのでインプットの精度がグッと上がります。
利用と言ってもやることは単純で、自分の興味のあることや気になることを後回しせずにすぐに本やネットで調べたり、好奇心が湧くことは積極的に取り組んだりするだけでいいので特に難しいことはありません。
おわりに
足早すぎて内容があまり伝わらなかったかと思いますが、インプットアウトプットについてはこれが全てでは?と思うほどに素晴らしい内容の本でした。
それぞれ本に技術面や応用方法なども書かれているので、皆さんも1度手に取って読んで見てください。
読書が苦手な人でも、本書は長文がズラッと書かれているのではなく、1〜4ページくらいで項目ごとに区切られていてとても読みやすいのでおすすめです。
僕もこの2冊を読み、本から得たことを行動に起こしてみようと思ったのがきっかけでこのブログを始めました。
皆さんも是非この本を読んだら何か自身の行動を変えてみてください。
そうすると現実世界が変わり、人生が幸せになります。
それでは皆様に良い本との出会いがありますように。
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