こんにちは、ワブルトです。
今回ご紹介する作品は『アイシールド21』です。
原作「稲垣理一郎」さん、漫画「村田雄介」さんの作品で、週刊少年ジャンプにて2002年34号〜2009年29号までの約7年間連載されており単行本は全37巻出ています。
また、アニメが2005年から2008年まで放送されていました。
知っている人が大半だと思いますが『アイシールド21』はアメリカンフットボールが題材になっているスポーツ漫画で、ジャンプの3大原則の「友情・努力・勝利」をしっかり守った王道作品です。
日本で普通に生活していてアメフトを見たことある人がどれくらいいるでしょう?
僕も本作に出会うまでアメフトの事は全然知りませんでした。
もちろんルールも知らないし、ゲームの大まかな流れすら知りませんでした。
ですが、本作を読み進めると素人でも解りやすく解説してくれています。
なのでもしアメフトのルールが分からないから避けていると言う人がいるなら全く問題なく読めるので、この機会に1度手に取ってみてください。
それでは内容を紹介していきます。
原作:稲垣理一郎
まず、原作担当の稲垣さんについてです。
稲垣さんは昔、「ビッグコミックスピリッツ(小学館)」で漫画を書かれていました。
その後週刊少年ジャンプでストーリーキング第7回ネーム部門に『アイシールド21』を応募し、読み切りが掲載されました。
『アイシールド21』以外にも複数の作品を生み出されており今年完結した『Dr.STONE』も原作を担当されていました。
それと現在ビッグコミックスペリオールにて連載中の『トリリオンゲーム』も非常に面白い作品なのでおすすめです。
漫画:村田雄介
次に作画担当の村田雄介さんについてです。
村田さんは『アイシールド21』以外にも複数の作品の作画を担当されています。
『ヘタッピマンガ研究所R』『曇天・プリズム・ソーラーカー』『マンガ家夜食研究所』などの他にも読み切りなどもあります。
中でも有名なのはとなりのヤングジャンプで連載されている『ワンパンマン』はご存知の方も多いのではないでしょうか?
作品あらすじ
泥門高校1年・小早川瀬那。気弱な性格が災いし、幼き頃よりパシリ人生を送ってきた。だがそのおかげで(?)ズバ抜けた俊足を持つ瀬那は、悪魔のごとき男・ヒル魔によりアメフト部へと引きずり込まれるが!?
引用:『アイシールド21』第1巻より
本作の主人公のセナは体が小さく昔はよくイジメられていました。
高校に入学し、アメフト部のヒル魔と栗田に出会います。
セナはヒル魔に俊足を見出され、選手権主務として入部し(させられ)ます。
素顔で活動すると他の部活からの争奪戦が激しくなるという理由でチームメイトや一つ年上の幼馴染の姉崎まもりにもアイシールドで正体を隠して試合に出ます。
初めは3人しかいないので他の部活などから助っ人を呼び大会に参加します。
初の公式戦で「恋ヶ浜キューピッド」との試合中最後のワンプレーでセナは選手名「アイシールド21」として出場しタッチダウンを決め試合に勝利します。
初勝利後にまもりがマネージャーとして入部し勢いに乗るかと思うところで2回戦は「王城ホワイトナイツ」との試合になります。
1回戦の相手とは違い「王城ホワイトナイツ」は歴史のあるチームで優勝候補の1つにあげられるほどの強豪です。
そこでセナのライバルになる進清十郎と出会います。
アメフトを初めて間もないセナは最後に1度進に勝つも試合には惨敗します。
そこから秋の大会に優勝し全校大会決勝である「クリスマスボウル」に向けて本格的に始動していきます。
おすすめポイント
おすすめポイント1
冒頭にも少し書きましたがまずはアメフトを知らなくても面白可笑しく読み進めるストーリー性の良さです。
本作は基本アメフト初心者のセナの成長譚となっており、本編でルールを説明してくれているので試合の場面でルールが分からず苦に感じることはありません。
そしてセナだけでなく仲間たちもほとんどが初心者で、各キャラの背景やポジションごとの悩みやライバルとの死闘なども多数描かれているので、毎試合読みごたえのある内容になっています。
また、随所にマンガならではの笑いどころが散りばめられておりシリアスになり過ぎないようになっている反面、青春スポーツマンガならではの狙い過ぎていない自然な感動シーンもあるので読めば読むほど引き込まれます。
おすすめポイント2
個性的なキャラが多数登場する本作ですが、中でも一番好きなヒル魔の言動などのカッコよさは魅力的なのでおすすめです。
見た目は金髪ピアスで普段からマシンガンを乱射しまくり、「脅迫手帳」で校長や時には警察官を脅迫して言いなりにしたりと無茶苦茶なキャラです。
しかしアメフトのことになると誰より真剣で勝てる可能性が0.1%あれば決して試合を諦めないといった熱い一面も持ち合わせています。
実力も決して飛び抜けているわけではなく、身体能力も並レベルですがそれを持ち前の頭脳を活かした策略とハッタリで数々の強敵を倒します。
見た目の派手さとは逆に意外と努力の人で、デスマーチと言う所謂特訓編では楽そうに見えてチーム内でも一番にきついことをしながら疲労などを人に見せないように立ち回ったりと人知れず己を鍛えています。
ケケケいくら奇策珍策練ろうがな結局最後にモノ言うのは基礎トレだ
おう糞ドレッドテメーが神龍寺で練習サボってる間
0.1秒縮めんのに一年かかったぜ…!!
引用:『アイシールド21』第23巻より
これは神龍寺戦でのヒル魔のセリフですが、普段のトレーニングがいかに大事かが分かるシーンになっているので是非読んで確認してください。
おわりに
ここまで読んでくださりありがとうございます。
泥門デビルバッツは果たして大会をどこまで勝ち進めるのか?
また紹介しきれなかった名シーンや名試合がたくさんありますが、後はご自身で読んでみてください。
読めば必ずハマります。
それでは皆様に良い本との出会いがありますように。
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