【完結作品】作者:春場ねぎ『五等分の花嫁』家庭教師と五人姉妹の物語

マンガ

こんにちは、ワブルトです。

今回ご紹介する作品は「五等分の花嫁」です。

本作は、週刊少年マガジンにて2017年〜2020年の間に連載され、単行本全14巻が発売されています。

単行本も通常版とは別に早くもフルカラー版が発売されていたり、アニメも1期2期と映画が2作など大人気作品なので見た事ない人でも、名前は知っていると言う人がほとんどかと思います。

また原作のストーリーももちろんながらアニメキャラの声優さんの豪華さでも有名な作品で、主人公の上杉風太郎を「松岡禎丞」さん、中野一花を「花澤香菜」さん、中野二乃を「竹達彩奈」さん、中野三玖を「伊藤美来」さん、中野四葉を「佐倉綾音」さん、中野五月を「水瀬いのり」さんとなっています。

それぞれに主人公やヒロインをできる実力や知名度を持っており、色んなジャンルの声優ランキングでほぼ毎回ベスト10入りしてくるメンバーです。

ちなみに僕はアニメを見てから漫画を買いましたが、両方見た方が面白さが増すと思います。

アニメのOP曲なども五つ子の姉妹で歌っているんですがめちゃくちゃ上手なので一度聞いてみて下さい。

さて、話が少しずれましたが作品の内容のご紹介をして行きたいと思います。

春場ねぎ

まずは、作者の春場ねぎ先生についてです。

ペンネームの由来は『魔法先生ネギま!』の主人公の「ネギ・スプリングフィールド」からきているそうです。

ねぎ先生は今までにヤングジャンプMANGAグランプリの期待賞を受賞、第89回週刊少年マガジン新人漫画賞入選、第21回電撃コミック大賞の金賞受賞、そして「五等分の花嫁」で第43回講談社漫画賞の少年部門の受賞作に選出されています。

本作以外にも全5巻の「煉獄のカルマ」や現在連載中の「戦隊大失格」などがあります。

また、2021年10月17日よりYouTubeチャンネル「春場ねぎ」を開設されておりYouTuberとしてもご活躍されております。

あらすじ

貧乏な生活を送る高校2年生・上杉風太郎のもとに好条件の家庭教師アルバイトの話が舞い込む。
ところが教え子はなんと同級生!!
しかも五つ子だった!!
全員美少女、だけど「落第寸前」「勉強嫌い」の問題児!
風太郎は、超個性的な彼女たちを「卒業」まで導けるかー!!

引用:五等分の花嫁1巻裏表紙より

本作の主人公上杉風太郎は学年1位の成績でテストは100点が当たり前の優等生です。

しかし勉強ばかりしていて友達はおらず人とあまり関わろうとしません。

また家が貧乏で学食でのご飯も「焼き肉定食、焼き肉抜きで」と注文しています。

ある日食堂でいつものように一人で決まった席でご飯を食べようとすると一人の女の子と席の取り合いになり少し揉めます。

ご飯の後に妹から電話があり父が好条件の家庭教師アルバイトを見つけたと言われます。

その教え子が先ほど食堂で揉めた中野五月でした。

しかも彼女は五つ子で風太郎は5人の家庭教師になります。

姉妹は実は前の学校で落第しかけて転校してきていました。

そんな五つ子は四女の四葉以外は家庭教師を認めようとせず、風太郎は四葉と二人で他の姉妹を説得するところから始まりました。

風太郎は5人にテストを受けさせ合格点が取れれば金輪際関わらないと約束しますが、5人合わせて100点と合格点には程遠い結果になりました。

そのテストをきっかけに三女の三玖が歴史が好きなことを知り、武将クイズで勝負し信頼を得ます。

しかし二人目の生徒を得た矢先に次女の二乃に邪魔されて授業ががうまく行きません。

風太郎はこの先家庭教師を続けていけるのか?

と言うとこらで1巻は終わります。

おすすめポイント

おすすめポイント1

全14巻と長編ではないので読みやすく、それでも登場人物のそれぞれのストーリーや伏線がしっかりしているので内容も充分満足できる作品になっている事です。

学生の恋愛物として抑えるところは抑え、場面の半分は5つ子の家やプライベートがメインで描かれており個人個人の抱える悩みや思いが分かりやすくなっています。

メインの6人以外にも家族や友達は出てくるのですが基本的にストーリーが進む展開に繋がる形になっているので、テンポよく読み進めて行きます。

人によっては妹のらいは回が欲しいなどサブストーリーを求める人もいるかもしれませんが、個人的にはサブキャラ達のストーリーの絡み方は絶妙で情報が少なすぎるでもなく多すぎるでもないいい感じになっていると思います。

完全なサブストーリーがないからこそ5つ子の1人1人のストーリーが多くなったいるので話に没入できます。

その分読み出すと区切りがつけ辛いので一気読みしてしまいます。笑

おすすめポイント2

2つ目はなんと言っても5つ子のキャラデザとそれぞれの個性がしっかりしているのでヒロイン達がとても魅力的な事です。

もちろん恋愛漫画だけでなく漫画に置いてキャラに魅力がないと漫画として人気は出ないと思いますが、見た目の可愛さもさることながら5つ子と言う設定もフル活用していて他では中々ない作風になっています。

例えば顔はそっくりで髪型だったり身につけているアイテムの違いでキャラの見分けがつくかと思いきや変装で漫画では絶対分からないようになっていたり、そっくりと言う事が謎を生む展開になったりします。

また、顔もそっくりで基本は仲のいい姉妹ですが好きな物などは一致せず得意な教科もバラバラで性格や喋り方もみんな違うので、読者自身の好きなキャラがはっきりと分かれるようになっているのもねぎ先生に上手に導かれていると思います。

僕はアニメを見てから原作を読んだのですが、2周3周すると5つ子の言動の意味が分かり好きなキャラが変わると思うのでまだ未読の人や1回しか読んでない人は2周目を読むと推しキャラが変わるかもしれません。

おわりに

ここまで読んでくださりありがとうございます。

何回も言うようですが本作は全14巻と読みやすいのに内容がみっちり詰まった恋愛漫画になっています。

あまり恋愛漫画を読んだ事がない、長編の漫画は苦手だと言う人は一度読んで見て下さい。

また、アニメ版もとても面白いので個人的には両方を見ることをオススメします。

それでは皆様に良い本との出会いがありますように。

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